君との恋のエトセトラ
第二十九章 結婚式
「凛ちゃん、おめでとう!あー、本当に良かった!」

東京に戻り、航の実家に挨拶に行ってから無事に婚姻届を提出した二人は、妙と勝治にも報告する。

二人とも我が子のことのように喜んで祝福してくれた。

「良かったなあ。これで天国のお父さんもひと安心だな」

そう言って勝治はしみじみと頷く。

「それで凛ちゃん。今はどこに住んでるの?」
「はい。婚姻届を出してから航さんのマンションに引っ越しました」
「そうなのね!良かったわあ。でもそれなら、もうここでアルバイトする必要はないんじゃない?」
「私がお二人に会いたいんです。週に1回だけど、今まで通り土曜日に働いてもいいですか?」
「もちろん!大歓迎よ。あ、休憩時間には一緒に銭湯行きましょ!」
「はい!」

嬉しそうな凛の笑顔を、航は優しく見つめる。

そして毎週土曜日は、航が運転する車で弁当屋に向かった。
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