続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
「じゃあ、明日な!」

「うん」


私は電話を切り、深呼吸をする。

大丈夫。
明日が終われば、この恐怖から解放されるんだ…。

生きた心地がしなかった、この数ケ月間から……。

少しすると、今度は非通知から電話が鳴る。
良い事は続く…。


「はい」

「…綾香?」

「ママ?!」

「元気なの?」


ママは、今は宮城県に居るらしく、あの電話の人と幸せに暮らしているらしい。


「お父さん、選挙が近いから手伝ってあげてね」


ママは最後にそう言って電話を切った。


パパの事、忘れてた…。


明日、あの女の事が終わったら、実家に顔を出してみようかな…。

パパの小さく見えた背中が目に浮かぶ…。


ー翌日

私はいつもの様に化粧を念入りにして、哲平に作戦の計画を再確認すると、○○駅の近くにあるプランタンに向かった。

約束の時間の少し前に着くと、女の姿が見えた。

私は大きく深呼吸して、プランタンへと入る。


「…今日は早いのね」

「そんな事はどうでもいいから、早くちょうだい」


女はいつもの様にお金を要求する。


でも、哲平からの電話の合図が無い…。


どう時間を潰そう……。

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