まさか私が告白されるなんて
そして、ポップコーンを一つつまむ。キャラメルのしっかりとした甘さがあって、美味しい。
しかも噛み応えも抜群だ。
塩味の方も食べてみるとこちらはこちらで、中々美味しい。
癖になりそうだ。

「はは」

私の方を見て、琢磨君が笑った。
まさか、はしたない?

「美味しそうに食べてるなって思って」
「だって美味しいんだもん」

人生で初めてのポップコーンなんだし。

「それは僕も嬉しいよ」

そして琢磨君も次々とポップコーンを自身の口の中に次々と入れていく。
私がキャラメル味を食べ、琢磨君が塩味を食べる。
なんだかこの状況が、ますますカップル感があり、恥ずかしくなってくる。

あ、待って。

私はとあることを思いついた。思いついてしまった。

私はえいっと、塩味のポップコーンのところに手を突っ込んだ。
それも、琢磨君が手を突っ込むタイミングで。

「あ」

琢磨君がそう言った。
それを聞いて、私もやっちゃったという気分になった。

「ご、ごめん」

私は思わず手を引っ込めた。

「いやいいよ」

やっぱり攻めすぎたかなと、自省した。
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