まさか私が告白されるなんて
「水菜を貰ってくれる子かあ、きっといい子なんだろうな」
「何? その言い方」
いくらお母さんでも聞き捨てならない。
「だってあんたいつもどんくさいじゃないの」
「うぅ」
しっかりと思い当たる節がある。
私は常にのんびり屋さんと言われることが多い性格なのだ。
うっかり屋さんとも呼ばれることもあるけど。
「でも、向こうから告白してきたもん」
あくまで、私は告白された側。
そのことを強調した。
「はいはい」
なんで呆れたように言うの。
「でも、本当に良かったわ。友達もずっといなかったじゃないの」
「そうだね」
私には友達がいたことが無かったのだから。
「今度私にも見せてよ。どんな子か気になるわ」
「うん」
私は笑顔でそう言った。
そしてそのことを琢磨君に話すと、「僕も、水菜さんの家に行きたい」と、快く承諾してくれた。
そう言えば私は、琢磨君の家には行ったことはあるけど、琢磨君を家に連れてきたことは無い。
確かにいい機会だ。