まさか私が告白されるなんて

そしてしばらく、琢磨君とお母さんが和気あいあいと話す。

なんだか、それも聞いてて少し恥ずかしい。
お母さんが変な事を言わないかも心配なのだけれども、それ以上に。私の彼氏である琢磨君と、お母さんが喋っているという、この異質な空間が少しだけ気まずい。
極めつけは、

「それでね、この子ったら。本当にまじめでね、結構毎日バイトしてくれてるの。昼食代とか趣味のお金とか自分で出してくれるから本当に助かるわ。それにね、この子一人で家の事とかしっかりしてくれるから助かるわあ」
「ちょっとお母さん」

私の話をされたことだ。

琢磨君の前でそれ言われるのすごく恥ずかしい。
褒められているのは分かってるけど、羞恥の気持ちが強すぎて、恥ずかしいの方が勝っちゃう。
それに、お母さんの方が真面目なんだから。
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