まさか私が告白されるなんて
って、そうだった。
動揺とかしてる場合じゃない。
「琢磨君がいなくなったから、どこに行ったのかなって」
「トイレに行ってただけだよ」
「でも、スマホが置いてあったから」
「スマホはトイレに持ち込まない派なんだよ。僕は、トイレだけに集中したかったから」
なんだ、それだけの理由か。
「っもう、心配したよ」
「それはごめん。一言言ってから行くべきだったよ」
そう言って、琢磨君が頭を下げた。
ふと、後ろを見ると、春原さんが笑っていた。
え、なんで?
春原さんがこちらに気が付いたみたいで、手を振った。
そして、
「ごめんね。私重村君がトイレに向かっているところを見てたの」
「ええ?」
春原さんは最初から全部知ってたってこと?
なんだか、してやられた気分。