まさか私が告白されるなんて


その後、しばらく話してたのだけど、少しだけトイレに行きたくなった。

「ごめん、ちょっとお手洗いに行ってくるね」
「ああ」

私は、琢磨君に一言断りを入れて、トイレへと走っていく。

「あら」

トイレに入る直前、私は一人の女生徒に話しかけられた。


誰だろう。

この学校の校則で、髪の毛を染めるのは禁止されているはず。
それなのに、目に焼き付けるような純金の髪色。


でも私が話しかけられるのはおかしい。
だって、私は、この人に会ったことが無いんだもん。


こんな派手な人に、過去に会っていたら、気づくはずなんだし。


それにあらって言われただけ。
もしかしたら人が来たから「あら」って言っただけなのかもしれない。


「こんにちは」


もう一度言われた。しかも今度はもっとわかりやすく。

< 93 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop