意地悪で優しいあなたの溺愛
「…め、迷惑かけてごめん。次、いこうか」
「うん。行こうか」
私達は再び雑踏の中を歩き出した。
「わぁっ、あれ食べたい!」
射的を終えたばかりなのに、花梨はもう欲しいものを決めたようだ。
花梨が指さすのは、ベビーカステラ。
小さくてふわふわでおいしそうだ。
「買いにいっていい??胡桃も食べる??」
「うーん、私も買おうかな」
花梨はものすごい勢いで飛び出していく。
その後ろ姿を私達が慌てて追いかけた。
無事手に入れたベビーカステラを花梨と2人で頬張る。
「んー、おいしー」
ベビーカステラは甘すぎず、しっとり柔らかくてとてもおいしい。
「右京くん、口開けて」
「え?……じゃあ花梨も口あけて」
花梨と右京くんはベビーカステラを食べさせあっている。
右京くんが偶然を装って花梨の唇に触れたせいで、花梨に噛みつかれていた。
「1個ちょーだい」
突然後ろから声がした。
「え?」
「だめ?」
右京くんがコトリと首を斜めに傾けている。
「だ、だめじゃないよ、」
左京くんは心臓に悪すぎる。
かっこいいはずなのにかわいい。
私のことを嫌っているくせに、話しかけてくれて、優しくしてくれる。
意地悪で、優しい。
でも、大好きだ。
「はい」
1つつまんで左京くんに渡そうとした。
「そうじゃなくて、」
左京くんが小さく口をあけた。
そこに入れろということだろうか。
「ぇ…」
「…」
覚悟を決めるしかない。
「し、失礼します…」
左京くんの口にポイッとベビーカステラを放り込んだ。
「ん、おいしい」
「よ、よかったです」
きっと私の顔は真っ赤になっている。
もう日が沈んでいることに感謝した。
「うん。行こうか」
私達は再び雑踏の中を歩き出した。
「わぁっ、あれ食べたい!」
射的を終えたばかりなのに、花梨はもう欲しいものを決めたようだ。
花梨が指さすのは、ベビーカステラ。
小さくてふわふわでおいしそうだ。
「買いにいっていい??胡桃も食べる??」
「うーん、私も買おうかな」
花梨はものすごい勢いで飛び出していく。
その後ろ姿を私達が慌てて追いかけた。
無事手に入れたベビーカステラを花梨と2人で頬張る。
「んー、おいしー」
ベビーカステラは甘すぎず、しっとり柔らかくてとてもおいしい。
「右京くん、口開けて」
「え?……じゃあ花梨も口あけて」
花梨と右京くんはベビーカステラを食べさせあっている。
右京くんが偶然を装って花梨の唇に触れたせいで、花梨に噛みつかれていた。
「1個ちょーだい」
突然後ろから声がした。
「え?」
「だめ?」
右京くんがコトリと首を斜めに傾けている。
「だ、だめじゃないよ、」
左京くんは心臓に悪すぎる。
かっこいいはずなのにかわいい。
私のことを嫌っているくせに、話しかけてくれて、優しくしてくれる。
意地悪で、優しい。
でも、大好きだ。
「はい」
1つつまんで左京くんに渡そうとした。
「そうじゃなくて、」
左京くんが小さく口をあけた。
そこに入れろということだろうか。
「ぇ…」
「…」
覚悟を決めるしかない。
「し、失礼します…」
左京くんの口にポイッとベビーカステラを放り込んだ。
「ん、おいしい」
「よ、よかったです」
きっと私の顔は真っ赤になっている。
もう日が沈んでいることに感謝した。