意地悪で優しいあなたの溺愛
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結局、来週の土曜日は映画のタダ券を使って美緒奈ちゃんと映画を見に行くことになった。

最初は花梨を誘ったけど、右京くんとデートするから無理だ、と断られてしまった。

美緒奈ちゃんと遊ぶのは初めてなのでドキドキする。

「くるみーん!来ったよ~!」

映画館の前に美緒奈ちゃんが現れた。

美緒奈ちゃんはロングの髪を下ろして、ふわっとした、ピンクが基調の服を着ていた。

制服とはだいぶイメージが違う。

「えー!美緒奈ちゃんかわいい!」

「ほんとー?ありがと!くるみんもかわいいよん」

今日見る映画は、チャラ男くんと真面目ちゃんが恋をする青春系の映画。

意外と恋愛映画が好きなので普通に楽しみだ。

ポップコーンとジュースを持って席に座れば、映画を楽しむ準備は万端だ。

結論から言うと、その映画はめちゃくちゃ面白かった。

チャラ男くんが他の女の子と歩いているのを見て、真面目ちゃんが泣いちゃう所では一緒に泣いたし、2人が想いを通わせたシーンでは内心ガッツポーズだ。

「ちょ、くるみん泣きすぎ」

映画を見終わった後に美緒奈ちゃんに言われた。

「だって、左京くんに浮気されたらって、っ、考え、ちゃって、」

「いやいや、あんなにくるみん大好きな人間が、浮気するわけないでしよ」

美緒奈ちゃんはどこか呆れたような顔をしている。

「そ、そうだよね、」

「うん。…あ、私、この近くにおすすめのカフェあるんだけど一緒に行かない?」

「…、行きたい!」

私達は昼ご飯を兼ねてカフェでお茶をすることにした。
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