意地悪で優しいあなたの溺愛
「胡桃~!」
私と左京くんの間に流れる暖かい空気を破ったのは花梨の声だった。
「花梨?」
私の家の方向から、花梨と美緒奈ちゃんが並んで歩いてきた。
「美緒奈ちゃんまで、…どこか行くの?」
「ううん。胡桃の彼氏に一言言ってやろうと思って」
花梨と美緒奈ちゃんの目は本気だ。
「えっ!左京くんに?なんで?左京くん何もしてないよ?」
色々こじれていたとはいえ、全て私の勘違いなのだ。
「あんたに浮気されたかもって、くるみんずっと泣いてんだよっ!くるみんが大事なら泣かせるなっ!」
ふだんの美緒奈ちゃんからは想像できないぐらい激しい言葉使いだ。
「そもそも、付き合う前から胡桃はあんたに嫌われてるかもって、怖がってたんだからっ!言葉が紛らわし過ぎるんだよっ!」
花梨まで言葉を荒げている。
「美緒奈ちゃん…、花梨…」
「…悪かった」
左京くんも、反省した面持ちになる。
「謝るくらいなら、泣かせるなっ!」
花梨が半ば叫ぶように言った。
「ちょっ、花梨。私は大丈夫だから」
美緒奈ちゃんと花梨が言ったことは全て事実だけど、わざわざ左京くんに伝える必要はないと思う。
「いや、俺が悪いから。胡桃、本当にごめん。これから2度と泣かせないなんて言えない。でも、俺に出来る全力を尽くすから」
左京くんの言葉はまっすぐに私の心に溶け込んでいった。
「…これぐらいで許してあげる」
美緒奈ちゃんと花梨は、わずかに不服そうではあるものの、左京くんを許すことにしたようだ。
「じゃ、私達帰るね」
花梨と美緒奈ちゃんは、もう用はないとでも言うように、一瞬で去って行った。
「…、花梨たちがごめんね」
「胡桃に謝られたら、俺は謝るだけじゃ済まなくなるんだけど」
わかりにくいけど、謝らなくていい、と言ってくれているのがわかる。
「じゃ、行こ」
「うん」
左京くんに手を引かれ、私は左京くんの家に向かった。
私と左京くんの間に流れる暖かい空気を破ったのは花梨の声だった。
「花梨?」
私の家の方向から、花梨と美緒奈ちゃんが並んで歩いてきた。
「美緒奈ちゃんまで、…どこか行くの?」
「ううん。胡桃の彼氏に一言言ってやろうと思って」
花梨と美緒奈ちゃんの目は本気だ。
「えっ!左京くんに?なんで?左京くん何もしてないよ?」
色々こじれていたとはいえ、全て私の勘違いなのだ。
「あんたに浮気されたかもって、くるみんずっと泣いてんだよっ!くるみんが大事なら泣かせるなっ!」
ふだんの美緒奈ちゃんからは想像できないぐらい激しい言葉使いだ。
「そもそも、付き合う前から胡桃はあんたに嫌われてるかもって、怖がってたんだからっ!言葉が紛らわし過ぎるんだよっ!」
花梨まで言葉を荒げている。
「美緒奈ちゃん…、花梨…」
「…悪かった」
左京くんも、反省した面持ちになる。
「謝るくらいなら、泣かせるなっ!」
花梨が半ば叫ぶように言った。
「ちょっ、花梨。私は大丈夫だから」
美緒奈ちゃんと花梨が言ったことは全て事実だけど、わざわざ左京くんに伝える必要はないと思う。
「いや、俺が悪いから。胡桃、本当にごめん。これから2度と泣かせないなんて言えない。でも、俺に出来る全力を尽くすから」
左京くんの言葉はまっすぐに私の心に溶け込んでいった。
「…これぐらいで許してあげる」
美緒奈ちゃんと花梨は、わずかに不服そうではあるものの、左京くんを許すことにしたようだ。
「じゃ、私達帰るね」
花梨と美緒奈ちゃんは、もう用はないとでも言うように、一瞬で去って行った。
「…、花梨たちがごめんね」
「胡桃に謝られたら、俺は謝るだけじゃ済まなくなるんだけど」
わかりにくいけど、謝らなくていい、と言ってくれているのがわかる。
「じゃ、行こ」
「うん」
左京くんに手を引かれ、私は左京くんの家に向かった。