君のことがずっと好きだった・・・今度こそ君を守る
廉はベッドに寝転がる。

咲がいじめられてたなんて知らなかった。辛い思いさせて、守ってやれなかった自分が嫌になる。咲と離れてから、何も知らず、過ごしてきたことも腹立たしい。
咲は再会してからよそよそしく、距離をおかれた。辛いことあったんだから、当たり前だったなと思う。なのに俺は何も知らず、咲に話しかけた。

「はぁ・・・。」
自分の行動を振り返り、嫌気がさす。

ただ、このまま咲に話しかけず過ごせる自信がない。今日咲の涙を見て、守ってやりたいと思った。自転車に乗ってる時、咲の鼓動が聞こえ、咲のにおいがして、俺は胸が高鳴った。やっぱり好きだと思った。

どうしたらいいか答えがでないまま、眠りについた。
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