星にのせて

3話 懐かしい気持ち

生活するのに必要最低限しかない部屋はどこか私の心を表してるようで寂しかった。
そうしていると彼が帰ってきた

(まさ)あーつかれたぁ
(舞)おかえり
(まさ)ははっ昔から住んでたみたいだな笑
(舞)なんか居心地いい笑
(まさ)いっその事ここに住んじゃえば?
(舞)えっ?
(まさ)舞が好きにすればいいよ合鍵渡そうか?
(舞)待って今日会ったばっかで初対面やけど?
(まさ)でもなんか初めて会った気がしない、だろ?
(舞)うん…昔から仲良かったみたいに思う
(まさ)ずっとここに居ろよ…

 その時なぜかまさは寂しそうな目をしていた
まさにはまさなりに色々あるんだなと思って何も聞かなかった。いや聞くのが怖かった

(まさ)そういえばお腹すいてたな何食べたい?
(舞)なんでもいいよ
(まさ)じゃあチャーハン作ったろ
(舞)早く!
(まさ)テーブル片付けて待ってろ


(まさ)まさ特製チャーハンです!
(舞)うわぁ美味そう!
(まさ)美味しそうって言いなさい舞ちゃん
(舞)なんか急にお母さんみたい何
(まさ)ははっ今日からな
(舞)いただきまーす
(まさ)どう美味しい?
(舞)…ぐずっ泣
(まさ)え、大丈夫か?
(舞)美味しくてっ
(まさ)そうかそうかおいで

 こんなに抱きしめられて落ち着いたことなかった

(舞)こんなに美味しいもの初めて食べた
(まさ)これから毎日作ってやっから食べろ食べろ
(舞)まさの作ったものじゃないと食べられへんかも笑
(まさ)舞のために頑張ります!

 楽しかったあの日々
この人から離れられないと思った
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