断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「ちなみに隠しカメラ機能もついてるから。さすがに盗聴はしてないみたいだけど」

 ぬぁんですとっ!?
 山田め、マジコロすっ。

「でもあのリボン、絶対に外しちゃだめだからね?」
「ええっなんでっ」
「今回だってあの機能拝借してあんたを追跡できたんだから。こんな便利なモノなくしたらモッタイナイでしょう?」
「そんなっ、プライバシーの侵害だよっ」
「着替えの時だけ気をつければいいだけの話でしょ? 休日は制服着てるわけでもないんだし」

 そりゃそうかもしんないけど。

「これはもう決定事項。とにかくそのままつけておくこと!」

 うわーん、未希の鬼軍曹っ。

「どのみちユイナの動向を見張らないと。それ次第で、こっちもどう動くか考えないとならないし。引き続き華子は攻略対象と接触禁止ってことで」
「アイアイサー!」

 ってな感じで週末報告会議は無事に終了。

 思いのほか未希のカミナリ、大きいのが落ちなくってほんとヨカッタ。
 今回は激レアスイーツ様サマってことで。

 なんてことをノンキに考えつつ、週明け学園に登校したんだけれど……。
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