御曹司は高嶺の花に愛を刻む
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〜菜由side〜

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「あー疲れた」

今日は、遅くなってしまった。

岩崎君は次の日にはすっかり諦めてくれたらしく、改めて謝罪をされて、今はまた普通に仕事仲間として、接してくれるようになった。

陽平と付き合う事になった事も、岩崎君と佳菜子ちゃんには話した。

口外しないでねと言って。

陽平も、そこは理解してくれていて、今のところひっそりと愛を育んでいる。

そして、ママがついに退院して、今はなんと入籍もして、パパの彰さんの家に住む事になった。

陽平と付き合った事を話したら2人とも喜んでくれた。

週末は、だいたい私が陽平の家に泊まりにいって、平日は陽平が顔を見に仕事帰りに寄ったりしてくれていて、副社長だし顔も見れないくらい忙しいと思ったんだけど、そこは意外と大丈夫だった。

たぶん、時間内にめちゃくちゃ頑張ってるんだろうな。


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