御曹司は高嶺の花に愛を刻む
菜由がおっきー!とまだ騒いでる。
まぁ、デカいけどよ。
菜由。俺はそんな事より、このアパートのガバガバのセキュリティの方が気になって仕方ないぞ。
とりあえず、俺は気持ちを切り替えた。
「菜由。行くか」
そう言って、菜由を助手席にひょいっと手を貸して乗せた。
俺も、回って運転席に乗り込む。
私服の菜由は、ドレスとはまた違うが、これまたオシャレだった。
夏らしく、ゆるめの黒のシアーのノースリーブを着て、中の黒のインナーのブラトップが透けて見える。
そこに、黒のストレートのデニムパンツを合わせて、黒のビーチサンダルを履いていた。
地毛だと言っていた茶色の髪は、毛先だけ緩めに巻かれていて、後ろにラフに一本に結ばれていた。
まるで、男に媚びないようなカッコいい服装に、菜由らしいなと思ってしまった。
似合ってる。