辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「でもまあ、うちはこんなところだし、俺はがさつだし、料理も……エルの料理は美味いけど、しょっちゅう外で肉焼くし。王都の流行もここには来ないし。だから、無理は言えないけど、リティカ嬢がその気になったら……また遊びに来てくれたら嬉しい。イレネ嬢はエルと仲良しだしな」
リティカは、元婚約者のことを忘れるようにと家族から説得されていたと聞いている。みるみるリティカの目に涙が盛り上がる。
「えー、ええ、俺、悪いこと言った? ごめんな? 泣かせるつもりは――」
エルが泣くのには慣れていても、同じ年頃の令嬢が泣くのには慣れていないだろう。ラースはおろおろとしはじめた。
「いえ。ラース様……今はまだ、無理――ですけど。次は、王都でお目にかかれたら嬉しいです」
リティカは、元婚約者のことを忘れるようにと家族から説得されていたと聞いている。みるみるリティカの目に涙が盛り上がる。
「えー、ええ、俺、悪いこと言った? ごめんな? 泣かせるつもりは――」
エルが泣くのには慣れていても、同じ年頃の令嬢が泣くのには慣れていないだろう。ラースはおろおろとしはじめた。
「いえ。ラース様……今はまだ、無理――ですけど。次は、王都でお目にかかれたら嬉しいです」