辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
と、リティカは目に涙を浮かべながらも笑う。
ラースは困ったように両手をワキワキさせていたけれど、そこにスズがさっと駆け寄った。顎の下にエルのハンカチを挟んでいる。
(あれ、いつの間に持って行ったんだろう……)
鞄の中に入れていたハンカチを、スズが持って行ったのには気づいていなかった。ラースも困っていたみたいだし、いい仕事をした。
「え、えと、これ……使ってくれ……」
そのハンカチはエルのだと主張してもよかったけれど。ルは大人なので、黙っておいてあげよう。
「……エルちゃん」
「イレネちゃん? どうしたの?」
うーと唸ったイレネは、エルの肩に顔を伏せた。ぐすん、と鼻をすする音がする。
「リティカお姉様……ずっと泣いてなかったの。だから……」
ラースは困ったように両手をワキワキさせていたけれど、そこにスズがさっと駆け寄った。顎の下にエルのハンカチを挟んでいる。
(あれ、いつの間に持って行ったんだろう……)
鞄の中に入れていたハンカチを、スズが持って行ったのには気づいていなかった。ラースも困っていたみたいだし、いい仕事をした。
「え、えと、これ……使ってくれ……」
そのハンカチはエルのだと主張してもよかったけれど。ルは大人なので、黙っておいてあげよう。
「……エルちゃん」
「イレネちゃん? どうしたの?」
うーと唸ったイレネは、エルの肩に顔を伏せた。ぐすん、と鼻をすする音がする。
「リティカお姉様……ずっと泣いてなかったの。だから……」