辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「イレネちゃん、ドラゴンに興味あるの?」
 恥ずかしそうにイレネがうなずいたので、エルはイレネの手を引っ張って、兄達に続いた。
 ちらりと横を見てみれば、ラースはリティカに飲み物を勧め、穏やかな顔で対話している。
(ラスにぃに達は、下手に邪魔しない方がいいな)
 それだけ確認すれば大丈夫。安心して倉庫に行ける。
 辺境伯領の倉庫には、魔物の素材がどんと積み上げられていた。
 ハッピーバニーの毛皮や骨、フェザードランの羽毛、ピグシファーの革など。ピグシファーの革は、綺麗な色に染めやすいため、女性用の小物を作るのに重宝されるそうだ。
 その中、一番目立つ位置に置かれているのが大きな牙であった。側にはドラゴンの鱗や皮もある。
「……すごい!」
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