辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 石窯の当番は、なぜか辺境伯であるロドリゴみずから務めている。嫌がらずに料理当番も担当していたから、こうやって料理するのは好きなのだろう。
 エルと一緒に厨房に立つのも楽しんでくれているようで、彼が料理当番の時には、エルもそわそわしてしまう。
「よし、入れるぞ!」
 大きなへらのような道具を使い、ロドリゴは器用に石窯にピザを差し入れる。高温でピザはすぐにパリッと焼き上がり、再びロドリゴの手によって取り出された。
「……まあ、トマトとチーズが合うわね。ルッコラの香りもいいわ。パンの端が特にカリカリしているのね」
 立食形式だが、今日はテーブルもいっぱい用意しておいた。ナイフとフォークを使って、器用にピザを切り分けた王妃は目を見張る。
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