辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 やはり、専門家の意見は一味違う。これだけで、トルテを雇ったかいがあったというものだ。
「任せてください、お嬢様。最高の品を完成させてみせますから」
「お願い。皆にも、感想を聞いてみてそれで改良してくれる?」
「かしこまりました」
 こうして、エルは最高の菓子職人を手に入れたのだった。
 
 ◆ ◆ ◆
 
 トルテの作ったケーキがお披露目になったのは、アルドとエミーの結婚式である。
 どこまでも青い空は、今日の新郎新婦を祝福しているようだ。
 神官に辺境伯の屋敷まで来てもらい、皆の前で永遠の愛を誓う。
 白いウエディングドレスを来たエミーは最高に愛らしかったし、騎士団の礼服を身に付けたアルドはまあまあであった。
「まあまあってひどくないっすか、お嬢さん!」
< 265 / 435 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop