辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 ◆ ◆ ◆
 
 ロドリゴが、国王から頼まれていた仕事も無事に終わった。
 何を頼まれていたのか、彼はエル達に話すことはなかったけれど、かなり大きな問題だったみたいだ。
「お父様、お疲れね?」
「今回は、ちょっとな……エル、こっちに来い」
「はーい」
 王都の屋敷で仕事をしているロドリゴのところにお茶を持っていったら、膝に招かれた。そう言えば最近忙しくしていたから、ロドリゴの膝に乗せてもらうことはなかった。
 騎士団員達は、エルを抱っこするのを好んでいる。アニマルセラピーの延長みたいなものだろうとエルも黙ってそれを受け入れてきた。
 誰かに抱きしめてもらうのが、エルも心地いいと感じているというのもその理由だ。伯爵家で暮らしていた間、誰もエルを抱きしめてくれることはなかったから。
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