辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 もしかして、魔族領の力が強い馬をネーネが連れてくるのだろうか。
「ロドリゴ様、坊ちゃん達、エル様。準備できた? そこのちっちゃい子も」
 昨日魔族領に戻ったネーネは、今日も元気にやってきた。魔族領は意外に近いのだろうか。クレオに向ける彼女の目は、まるでエルを見る時のようだ。完璧に子ども扱いである。
「ちっちゃいって言うな!」
 ネーネには鋭い声音で反論したものの、クレオはふくれっ面を隠せずにいる。王家の人も知っているとロドリゴが言ったのだから、そろそろ諦めればいいのに。
「ネーネさん、でも馬いないよ?」
「ちょっと距離があるからねー。馬はあっちに待たせてあるの」
 あっちってどこだ。というか、馬がいなければ馬車は動かないだろうに。
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