辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
メルリノがこちらに近づいてきた。以前は自分が最前線に出られないことに悩んでいた節もあるけれど、今では自分のやるべきことが何なのかを自分で見定めたみたいだ。彼の表情に、沈鬱な様子は見られない。
「エルは、なんともない。クレオは?」
兄達が戦っているのを茫然と眺めていたクレオは、ぎゅっと砂を掴んだ。エルの言葉に顔を上げ、のろのろと首を振る。
それを見たメルリノは、小さく嘆息して首を横に振った。
「嘘はいけません。左手、見せてください」
ぎゅっと唇を結んだまま、クレオはまたもや首を横に振った。意外と頑固なところもあるらしい。
「……わっ」
左手の下にスズが潜り込んでいた。ぐぐっと身体を持ち上げると、メルリノはスズが持ち上げたクレオの左手をパッと掴む。
「エルは、なんともない。クレオは?」
兄達が戦っているのを茫然と眺めていたクレオは、ぎゅっと砂を掴んだ。エルの言葉に顔を上げ、のろのろと首を振る。
それを見たメルリノは、小さく嘆息して首を横に振った。
「嘘はいけません。左手、見せてください」
ぎゅっと唇を結んだまま、クレオはまたもや首を横に振った。意外と頑固なところもあるらしい。
「……わっ」
左手の下にスズが潜り込んでいた。ぐぐっと身体を持ち上げると、メルリノはスズが持ち上げたクレオの左手をパッと掴む。