辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「お前、俺の言葉が信じられないのか? あとは、もーちょい視野を広くできたらなおいいな。だから、ここに連れてきたんだが」
 自分の子供にするのと大差ない勢いで、ロドリゴはクレオの頭をかき回す。そうされたクレオは、ちょっぴり照れくさそうに見えた。
 そして、そんなやり取りの一方。ネーネはエルが作った塩をじっと見ていた。
「海水から塩を作るって発想はなかったわね……」
「この辺は、岩塩が採れるってネーネさん言ってたもんね」
「そうそう、北の方で採れるの」
 岩塩が豊富に採れるのならば、わざわざ海水から塩を作ろうという発想にはならないだろう。エルにはジェナがいるからいいけれど、魔石コンロで加熱し続けるのでは効率が悪い。
「エル、塩が欲しかったわけじゃないの。これが欲しかった」
「……それは?」
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