辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 実の親には愛されなかったけれど、実の親以上に愛してくれる家族に出会った。それが何よりの幸福だと思っている。もらわれっ子で何が悪い。
「にぃに達もエルのことが好きって言ってくれるもん……!」
「あ、あ、そうじゃなくて……!」
 目を瞬かせて涙を追い払おうとしているエルの反応に、男の子は焦ったみたいだった――と、スポンッと男の子のお尻に何かが当たる。
「わ、わわ、なんだよ……! ぎゃっ、精霊様……!」
 男の子のお尻を叩いたのは、ベティを乗せたジェナだった。そのあとも、すぽんすぽんとジェナは男の子のお尻を叩く。逃げ出しても、やめなかった。
 音を聞く限りでは、本当に軽く叩いているので、痛くはなさそうだ。追いかけられる側としては、いつ全力で叩かれるか怖いかもしれない。
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