辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 会議の場に子供がいると問題になりそうなので、エルは少し離れた場所から見学だ。ジェナとベティ、それにスズも当然同席である。それから、護衛につけられたのはクレオだった。
 こういう時、陰から監視できる部屋があるなんて初めて知った。
 エルが今いるのは小さな部屋だが、会議に使われている部屋の音がよく聞こえてくる。
「辺境伯は、魔族にこの国を売るつもりか?」
「そんなことは言ってないだろう。魔族とは言っても、我々と少し見た目が違うだけだ。攻めてこようとしているのならばともかく、相手が求めているのは交易だ」
「その交易を名目に我が国に攻め入るつもりなのでは?」
 エルの護衛として側についているクレオが、拳を握りしめる気配がした。
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