辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
そして、エルには秘策があった。ロドリゴの方に小さく手を振る。
「まあ、それはともかくとして、だ。このチョコレートタルトは、先日、貴族のご婦人にお渡ししたものだ。レシピもな」
国王としては、魔族領との交易を本格化させたいのだが、貴族達の反対もあってなかなかうまく行かないのというのが現状だ。
「カストリージョ辺境伯……! はかったな!」
「何のことだ?」
ロドリゴが、唇を吊り上げてにやりと笑う。
そう、奥方に逆らえる貴族はそう多くない。魔族領との交易がなければ、チョコレートを入手するのは難しいのだ。
――だから。
エルが提案したのは、王妃の開く茶会で今回提供したタルトの他、いくつものチョコレート菓子をふるまうことであった。
「まあ、それはともかくとして、だ。このチョコレートタルトは、先日、貴族のご婦人にお渡ししたものだ。レシピもな」
国王としては、魔族領との交易を本格化させたいのだが、貴族達の反対もあってなかなかうまく行かないのというのが現状だ。
「カストリージョ辺境伯……! はかったな!」
「何のことだ?」
ロドリゴが、唇を吊り上げてにやりと笑う。
そう、奥方に逆らえる貴族はそう多くない。魔族領との交易がなければ、チョコレートを入手するのは難しいのだ。
――だから。
エルが提案したのは、王妃の開く茶会で今回提供したタルトの他、いくつものチョコレート菓子をふるまうことであった。