辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「……崩れた」
スプーンを差し入れ、茫然としている様子を見るのがおかしい。
「美味しいよ!」
「ホントだ。美味いっす!」
ぺろりと食べてしまい、感心したようにうなずいた。
豆腐が作れたのなら、油揚げも作れる。そのうち、稲荷寿司も作ってやろう。甘辛く煮た油揚げは、大好物だ。
「お、エル。また『美味しいの』作ったな」
「はい、お父様!」
父に言われてにっこり。「美味しいの」を作れるのは、幸せだ。
「お父様、大丈夫だった?」
こそこそと囁いたのは、王宮での出来事が問題になっているのではないかと心配になったから。だが、ロドリゴはエルの頭をかき回しただけだった。
「問題ない――ほら」
「……あ」
ロドリゴが目線で示した方向にエルの目も向く。そこにいたのは、お忍びスタイルの国王だった。
スプーンを差し入れ、茫然としている様子を見るのがおかしい。
「美味しいよ!」
「ホントだ。美味いっす!」
ぺろりと食べてしまい、感心したようにうなずいた。
豆腐が作れたのなら、油揚げも作れる。そのうち、稲荷寿司も作ってやろう。甘辛く煮た油揚げは、大好物だ。
「お、エル。また『美味しいの』作ったな」
「はい、お父様!」
父に言われてにっこり。「美味しいの」を作れるのは、幸せだ。
「お父様、大丈夫だった?」
こそこそと囁いたのは、王宮での出来事が問題になっているのではないかと心配になったから。だが、ロドリゴはエルの頭をかき回しただけだった。
「問題ない――ほら」
「……あ」
ロドリゴが目線で示した方向にエルの目も向く。そこにいたのは、お忍びスタイルの国王だった。