辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「よーし、じゃあ抜いてみろ。俺が弱いかどうか、自分で見てみたいだろ?」
「ラスにぃに、挑発した!」
エルは目を丸くした。普段ラースは、こんな風に人を挑発することなんかないのに。
左手をクレオに向かってひらひらさせたラースは、右手で側に置かれていた訓練用の剣を取り上げた。
いや、なんでこんなところに訓練用の剣があるのだ。考えては駄目だろうか。
「……後悔するなよ?」
「するもんか。俺を誰だと思ってるんだ? 辺境伯家の跡取りだぞ?」
ラースはさらにクレオをあおる。
エルははらはらしているけれど、メルリノもハロンも動じていない。ハロンなんて、また追加のチーズケーキを取りに行っているぐらいだ。動じないにもほどがある。
(……あれ、お父様も)
「ラスにぃに、挑発した!」
エルは目を丸くした。普段ラースは、こんな風に人を挑発することなんかないのに。
左手をクレオに向かってひらひらさせたラースは、右手で側に置かれていた訓練用の剣を取り上げた。
いや、なんでこんなところに訓練用の剣があるのだ。考えては駄目だろうか。
「……後悔するなよ?」
「するもんか。俺を誰だと思ってるんだ? 辺境伯家の跡取りだぞ?」
ラースはさらにクレオをあおる。
エルははらはらしているけれど、メルリノもハロンも動じていない。ハロンなんて、また追加のチーズケーキを取りに行っているぐらいだ。動じないにもほどがある。
(……あれ、お父様も)