辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
なおもラースはクレオを煽(あお)る。手を振る仕草だけではない。声音でも煽っている。
クレオの中で、何かがぶちっと切れる音が聞こえたような気がした。
「僕を馬鹿にするなあああっ!」
剣を構えたかと思うと、クレオは地を蹴った。ラースのもとにたどりつくまで、ほんの一瞬。エルの目には何があったのかまったくわからなかった。
「遅い」
ラースは半歩動いただけ。そして、クレオの腕をぺちんと叩く。剣で叩いたというのに、痛みはほぼ感じないですむような勢いだ。
「まっすぐ突っ込んでくるだけじゃだめだぞ。ほら、もう一度」
「今のは様子見だ!」
クレオはまた声をあげた。
そして再び剣を振り上げる。
クレオの中で、何かがぶちっと切れる音が聞こえたような気がした。
「僕を馬鹿にするなあああっ!」
剣を構えたかと思うと、クレオは地を蹴った。ラースのもとにたどりつくまで、ほんの一瞬。エルの目には何があったのかまったくわからなかった。
「遅い」
ラースは半歩動いただけ。そして、クレオの腕をぺちんと叩く。剣で叩いたというのに、痛みはほぼ感じないですむような勢いだ。
「まっすぐ突っ込んでくるだけじゃだめだぞ。ほら、もう一度」
「今のは様子見だ!」
クレオはまた声をあげた。
そして再び剣を振り上げる。