辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
右から、左からと打ち込んでくるけれど、ラースはそれをすべてかわしていた。剣を使って受け流したり、わずかに身体をそらしたりすることによって。
「僕は……」
先に肩で息をし始めたのは、クレオだった。ラースは、剣を使ってはいるが、動きは最小限。体力を消耗しないようにしていた。
「僕は、こんなところに来る必要なんてないんだ!」
叫んだかと思うと、クレオは再び剣を構えた。と、素早くラースに走り寄る。上から振りおろした剣の勢いは、ラースを殺そうとしているみたいだった。
「ラスにぃに!」
エルは思わず目を閉じる。今の勢いは、さすがのラースも殺しきれないのではないかという気がして。
「――うわあっ!」
だが、響いたのはラースの声ではなくクレオの声だった。
「僕は……」
先に肩で息をし始めたのは、クレオだった。ラースは、剣を使ってはいるが、動きは最小限。体力を消耗しないようにしていた。
「僕は、こんなところに来る必要なんてないんだ!」
叫んだかと思うと、クレオは再び剣を構えた。と、素早くラースに走り寄る。上から振りおろした剣の勢いは、ラースを殺そうとしているみたいだった。
「ラスにぃに!」
エルは思わず目を閉じる。今の勢いは、さすがのラースも殺しきれないのではないかという気がして。
「――うわあっ!」
だが、響いたのはラースの声ではなくクレオの声だった。