辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
こわごわと目を開いたエルの目に飛び込んできたのは、右腕を押さえて地面にうずくまってしまったクレオと、剣を振りぬいたと思われる体勢のラース。
ラースは地面に落ちたクレオの剣を拾い上げると、こちらに近づいてきた。
「悪い、手加減できなかった……! メルリノ、頼む」
「わかりました」
ラースは最後まで手加減するつもりだったらしいけれど、うっかり手が滑ったようだ。指名されたメルリノは、ぱたぱたとクレオの方にかけていった。
「回復魔術をかけますからね……って、兄上、骨折させてるし! 訓練中は気を付けてくださいねっていつも言っているでしょうに」
骨折してるって、聞いただけで痛い。エルは眉間に皺(しわ)を寄せてラースを見上げた。
「うん、俺が悪い。すまなかった」
ラースは地面に落ちたクレオの剣を拾い上げると、こちらに近づいてきた。
「悪い、手加減できなかった……! メルリノ、頼む」
「わかりました」
ラースは最後まで手加減するつもりだったらしいけれど、うっかり手が滑ったようだ。指名されたメルリノは、ぱたぱたとクレオの方にかけていった。
「回復魔術をかけますからね……って、兄上、骨折させてるし! 訓練中は気を付けてくださいねっていつも言っているでしょうに」
骨折してるって、聞いただけで痛い。エルは眉間に皺(しわ)を寄せてラースを見上げた。
「うん、俺が悪い。すまなかった」