辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 けれど、クレオが口にしたのはそれだけ。メルリノにお礼すら言わずに行ってしまった。
 お礼すら言えないなんて、無礼だ。エルは、ぷくっと頬を膨らませた。
「ラスにぃに、クレオは強かった?」
「まあまあってとこじゃないか。ハロンの方が上だな。あと、メルリノもあいつより強い」
「そりゃ、俺は訓練頑張ってるもん」
 チーズケーキを飲み込んだハロンは、フォークをくわえて胸を張る。ハロンが頑張っているのは知っているが、魔物が跋扈する森のすぐ近所に住んでいて、半分遊び場のようにしていた人と王都で暮らしてきた人を比較するのはちょっと違う気がする。
 
 ◆ ◆ ◆
 
 こうして、辺境伯家に新しい騎士達が加わった。
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