【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】
母上は下品だと言うがむしろ逆で、私が見て来たオリビアは、美しさと上品さを持ちながら自由に羽ばたいている姿は、より一層の輝きを放って見える。
そんな事を鬱々と考えながら執務室に着くと、ニコライが山ほどの仕事を置いて待っていた。
「議会では議論が進みましたか?」
「…………相変わらずだ。だがそろそろ決めなければ建国祭の準備に差し障る、丁度いい折り合いの付け所を探っている感じだな」
「まったく…………あれほどの重罪を働いたにも関わらず、きちんと裁けないとは……貴族派の方々にも困ったものです…………」
「お前にも手伝ってもらったのにすまないな……」
「…………私をすまないと思うなら、この仕事量を何とかしてもらえませんかね?」
マズイな…………ニコライから黒いオーラを感じる………………早く片付けてしまわなくては。母上とやり取りをして、書類に追われていた日から5日後、オリビアが母上とお茶会をしていた事実をニコライから聞く事になる。