【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】
馬車が進むにつれてどんどん山が近付いてきて、王城も見えてくると、その迫力に圧倒されてしまいそうになる。
なんだか神話に出てくる神殿のようね。
岩肌になじむように建てられている王城へは切り立った細い道を進まなければならず、確かに敵が攻めてくるのが困難な造りになっていた。
この道を進むしか王城にたどり着けないものね……やはりずっと戦いが絶えない国なんだわ。
でも財政難な面で他国に頼らないといけない状況だから、これほど素晴らしい城を持っているにも関わらずいつも苦戦続きなのよね。
国王の妹が嫁いだ国だからってハミルトン王国にも頼りっぱなしだし……その内放っておいても他国に攻め滅ぼされる日も近いのではと噂されている。
私たちが緊張した面持ちで目の前の光景を眺めていると、マリアは一人、興奮した様子で饒舌になっていく。
「私、高校では外国語科を選んでいて、将来は色んな国に行ってみたかったんだ~~山から自然の力を感じるし、すっごく居心地が良い場所かもしれない」
マリアは自然の力を操る事が出来るので、自然の多いところが気持ちいいと以前言っていたのを思い出す。彼女の大物感をヒシヒシと感じながら、馬車は王城の前へ到着したのか、ゆっくりと停車したのだった。
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次回からヴィルSideのお話(二話ほど)になります~~よろしくお願いいたします!<(_ _)>