【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】
「おうじさまがだいすき!」
なん、だと?
私への愛の言葉を子供たちに向けて発している……これはどういった遊びなのだ?
彼女が背中を向けて言葉を発している時は子供たちは動き、言い終わるとピタッと動きを止める子供たち。そういう遊びという事か?
そうだとしてもこの言葉は――――私が喜ぶだけではないか。
こんな遊びが繰り広げられていたのなら、私もぜひ参加したかったのに。ニコライにドヤされる事を恐れて、執務を真面目にしていた自分が悔やまれる。
おうじさまがだいすき、か。
プロムの時に素直な気持ちを伝えてくれた時を思い出し、口元を手で覆った。
民の前に出たら表情を崩さないように日々気を付けているので、そう簡単には表情は変えない私だが、オリビアの事になると緩んでしまうので気を付けなければ。
そんな事を考えて立っていると、オリビアはまたしてもあの言葉をひと際大きな声でゆっくりと発した。
何度でも聞いていたい……しかし2回目にその言葉を発した時に私の存在に気付いた彼女は、驚きで目を見開き、恋を覚えたてのような赤い顔で固まってしまったのだった。
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ヴィルSideが長くなってしまったので水曜日あたりにもう一話更新し、三話分にしました(^^;
よろしくお願いいたします~~<(_ _)>