愛のない政略結婚で離婚したはずですが、子供ができた途端溺愛モードで元旦那が迫ってくるんですがなんででしょう?
「宣利、さん……?」
彼を探して部屋の中を見渡す。
トイレ、なのかな。
「花琳」
しばらくして名を呼ばれ、そちらを見る。
そこでは宣利さんが大きな薔薇の花束を私に差し出し、跪いていた。
「え……」
「僕と復縁……いや。
僕と結婚してくれてありがとう」
眼鏡の奥から彼が、真剣な目で私を見ている。
「どう、したんですか……?」
その怖いくらい思い詰めるような目から視線は逸らせない。
なにが起こっているのか理解できなくて、どうしていいのかわからなかった。
「僕は花琳と離婚したのを、ずっと後悔していた……とか言ったら、どうする?」
「え?」
それこそ、わけがわからない。
だって離婚は宣利さんが決めて、宣利さんから切り出してきた。
「言っただろ?
頑張る花琳を見て僕も頑張らねばと思ったし、美味しそうに食べる花琳を見て食事とは楽しむものだと知った、と」
「……はい」
それは、前に聞いた。
だから?
「最初は仕方なくした結婚だったが、次第に花琳に惹かれていた。
永遠に曾祖父に生き続けてくれと願ったよ」
もしかして、宣利さんも同じ思いだったの?
彼を探して部屋の中を見渡す。
トイレ、なのかな。
「花琳」
しばらくして名を呼ばれ、そちらを見る。
そこでは宣利さんが大きな薔薇の花束を私に差し出し、跪いていた。
「え……」
「僕と復縁……いや。
僕と結婚してくれてありがとう」
眼鏡の奥から彼が、真剣な目で私を見ている。
「どう、したんですか……?」
その怖いくらい思い詰めるような目から視線は逸らせない。
なにが起こっているのか理解できなくて、どうしていいのかわからなかった。
「僕は花琳と離婚したのを、ずっと後悔していた……とか言ったら、どうする?」
「え?」
それこそ、わけがわからない。
だって離婚は宣利さんが決めて、宣利さんから切り出してきた。
「言っただろ?
頑張る花琳を見て僕も頑張らねばと思ったし、美味しそうに食べる花琳を見て食事とは楽しむものだと知った、と」
「……はい」
それは、前に聞いた。
だから?
「最初は仕方なくした結婚だったが、次第に花琳に惹かれていた。
永遠に曾祖父に生き続けてくれと願ったよ」
もしかして、宣利さんも同じ思いだったの?