愛のない政略結婚で離婚したはずですが、子供ができた途端溺愛モードで元旦那が迫ってくるんですがなんででしょう?
慌てて立ち上がったものの、宣利さんから目で座れと命じられた。
「招かれざる客に出すお茶はないですよ」
それでも迷っていたら、彼がしれっと言い放つ。
典子さんがなにか言おうと口を開いたが、じろりと眼光鋭く睨みつけ、宣利さんは封じてしまった。
「入れてもらえないからと守衛を恫喝して、大騒ぎ。
我が家の恥をさらすわけにはいかないので入れて差し上げましたが今後、こういうのはやめていただきたい」
「宣利!」
激高した典子さんが怒鳴り、空気がビリビリと震える。
私は頭を押さえつけられた気分になって身を縮こまらせたが、宣利さんは真っ直ぐに彼女を見据えていた。
「誰のおかげでこの家の主になれたと思ってるんだ!」
「誰?
少なくともあなたのおかげではないと断言できますね」
唾を飛ばして怒鳴り続ける彼女とは反対に、宣利さんは涼しい顔をしている。
「そんなに大きな声を出さないでいただけますか。
花琳が怯えて可哀想だ」
気遣うようにそっと、宣利さんは私の手を握ってくれた。
「それとも守衛を呼んで摘まみ出してもらいましょうか」
今すぐそうすると言わんばかりに宣利さんが携帯を手に取る。
「招かれざる客に出すお茶はないですよ」
それでも迷っていたら、彼がしれっと言い放つ。
典子さんがなにか言おうと口を開いたが、じろりと眼光鋭く睨みつけ、宣利さんは封じてしまった。
「入れてもらえないからと守衛を恫喝して、大騒ぎ。
我が家の恥をさらすわけにはいかないので入れて差し上げましたが今後、こういうのはやめていただきたい」
「宣利!」
激高した典子さんが怒鳴り、空気がビリビリと震える。
私は頭を押さえつけられた気分になって身を縮こまらせたが、宣利さんは真っ直ぐに彼女を見据えていた。
「誰のおかげでこの家の主になれたと思ってるんだ!」
「誰?
少なくともあなたのおかげではないと断言できますね」
唾を飛ばして怒鳴り続ける彼女とは反対に、宣利さんは涼しい顔をしている。
「そんなに大きな声を出さないでいただけますか。
花琳が怯えて可哀想だ」
気遣うようにそっと、宣利さんは私の手を握ってくれた。
「それとも守衛を呼んで摘まみ出してもらいましょうか」
今すぐそうすると言わんばかりに宣利さんが携帯を手に取る。