愛のない政略結婚で離婚したはずですが、子供ができた途端溺愛モードで元旦那が迫ってくるんですがなんででしょう?
また宣利さんから抗議された典子さんは、じゃあ労働じゃなければいいんでしょと昼食会にしたんだろうけれど……。
実質、労働だったわけだ。
そしてさらにメンタルまで削ってくるという二段構え。
たぶん、あの人になにを言おうと聞かない。
のれんに腕押し、いや馬耳東風なのだ。
面長な典子さんの顔が若干、馬を思わせるだけに。
「そういえば」
最初の嫁教育のあと、典子さんの旦那さんはパワハラで問題になり、子会社の専務から関連会社へ出向させられた。
祖父母は持っていた株が大暴落し、一財産失ったと聞く。
ただの偶然、なのかな……。
下手に動いてまた宣利さんを心配させるのもあれなので、だらだらと動画配信で観たかったドラマの一気観をする。
「ただいま」
「おかえりなさい」
窓の外が夕闇に染まった頃、宣利さんが帰ってきた。
復縁してからは必ず、帰ってきたら私にキスをする。
「体調は、どう?」
「一日ゆっくりしたから元気です」
証明するように笑ってみせる。
「よかった。
じゃあ、食事に行こうか。
花琳の好きなお店、予約してある」
そのつもりで着替えて準備してあったので、一緒に家を出た。
実質、労働だったわけだ。
そしてさらにメンタルまで削ってくるという二段構え。
たぶん、あの人になにを言おうと聞かない。
のれんに腕押し、いや馬耳東風なのだ。
面長な典子さんの顔が若干、馬を思わせるだけに。
「そういえば」
最初の嫁教育のあと、典子さんの旦那さんはパワハラで問題になり、子会社の専務から関連会社へ出向させられた。
祖父母は持っていた株が大暴落し、一財産失ったと聞く。
ただの偶然、なのかな……。
下手に動いてまた宣利さんを心配させるのもあれなので、だらだらと動画配信で観たかったドラマの一気観をする。
「ただいま」
「おかえりなさい」
窓の外が夕闇に染まった頃、宣利さんが帰ってきた。
復縁してからは必ず、帰ってきたら私にキスをする。
「体調は、どう?」
「一日ゆっくりしたから元気です」
証明するように笑ってみせる。
「よかった。
じゃあ、食事に行こうか。
花琳の好きなお店、予約してある」
そのつもりで着替えて準備してあったので、一緒に家を出た。