【完結】私とコンビニ吸血鬼~春夏秋冬、ピュアな初恋片想い~

 結局クリスマスも、このコンビニのケーキにしてもらってサンタさんの吸血鬼が家まで届けに来てくれた。
 小学生の弟と何故かお母さんまでキャッキャ喜ぶから、私は笑ってるくらいしかできなかった。

 でもホントに笑っちゃったの。
 吸血鬼がサンタの格好なんて、面白すぎるでしょ。
 サンタって本来は、聖なんとか? っていう存在だもんね。

 吸血鬼はサンタコスは特に影響がなかったみたいだから良かったけど~。

 そして弟はグッジョブな事をした!

 吸血鬼に写真を一緒に撮る事をねだって、お母さんが撮った。
 私だって撮りたかったけど、次の配達があるでしょ。だから我慢した。

 そして私はなんだかんだ理由をつけて、お母さんから吸血鬼の写真もらうことができたんだ。

 で、お正月。

 吸血鬼はお正月もずっと働いていた。
 お父さんと一緒にコンビニ行って、お父さんはお酒買ったりして私はポーチの付録メインの本を買ってもらった。

 吸血鬼は、いつもいつも働いている。
 きっと、みんなが休みたい時に頑張って出てるんだと思う。
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