君の嘘から始まる本当の恋
「本当にこんなこと意味あるの?たしかに七海さんって素材はいいからメイクもして髪型もちゃんとすればいつもより少し可愛いくなるけど、玲央を振り向かせられるくらいの美貌の持ち主かって聞かれたら、いまいちだよ」
すっかり素を出してくる毒舌な東野さんにうっと言葉を詰まらせながらも、「大丈夫」と頷く。
「とりあえず可愛くなる努力をして、玲央を落とさないといけないもん。今のままじゃ、その好きな人には勝てないでしょ」
「まあそうだけど…少しメイクとかしたくらいで何も変わらないと思うけどね。いい?男っていうのは、さりげないボディタッチとか褒め言葉に弱いから。守ってあげたくなるような可愛い女の子を、七海さんも演じればいいんだよ」
そう言ってからハッと我に返ったように東野さんがそっぽを向いて、「今のなし」と言った。
「…何アドバイスなんてしてんだろ。私、もう帰る」
「あ、東野さん!ありがとう!」
鞄を持って教室を出て行こうとした東野さんに慌てて声をかけると、振り向かなかったけど東野さんはたしかに小さく頷いた気がした。
東野さんにはなぜか嫌われているみたいで少し苦手意識があったけど、力になってくれたり自分の意見をはっきり伝えてくれて、実はいい人なのかもしれない。
すっかり素を出してくる毒舌な東野さんにうっと言葉を詰まらせながらも、「大丈夫」と頷く。
「とりあえず可愛くなる努力をして、玲央を落とさないといけないもん。今のままじゃ、その好きな人には勝てないでしょ」
「まあそうだけど…少しメイクとかしたくらいで何も変わらないと思うけどね。いい?男っていうのは、さりげないボディタッチとか褒め言葉に弱いから。守ってあげたくなるような可愛い女の子を、七海さんも演じればいいんだよ」
そう言ってからハッと我に返ったように東野さんがそっぽを向いて、「今のなし」と言った。
「…何アドバイスなんてしてんだろ。私、もう帰る」
「あ、東野さん!ありがとう!」
鞄を持って教室を出て行こうとした東野さんに慌てて声をかけると、振り向かなかったけど東野さんはたしかに小さく頷いた気がした。
東野さんにはなぜか嫌われているみたいで少し苦手意識があったけど、力になってくれたり自分の意見をはっきり伝えてくれて、実はいい人なのかもしれない。