君の嘘から始まる本当の恋
玲央はくるりと踵を返すと、先に行ってしまった。


可愛くなって惚れさせようと思ったのに、逆効果だったみたいだ。



…似合わないって、言われちゃった…。





「…あれ、メイクもうやめたの?髪型も普通のポニテだし…」



登校してきた東野さんが私の横を通る時に無意識に呟いたのか、ハッとしたように口元を押さえた。



「別に、どうでもいいけど…」


「ごめんね、東野さん。せっかく昨日可愛くしてくれたのに…」



じわりとなぜか涙が滲んできて、視界がぼやける。



「…え?あれ?なんで…っ」
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