一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
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結局、ダメだと思っていてもまた俺はたいして日もあけず、ヒカリの所に行きたくて平日にも関わらず、連絡をした。


「今夜、行っていい?」

「いいよ」

断らないんだな。


あの時ヒカリがポーチに一つ入れていたのが、他の男とそういう事をしていたという現実を見せつけられた気がした。

わかってたはずなのに。

そんな小さな事で、勝手に傷ついた。

そしてしっかりと自分のサイズに合った箱を買う。

あれはキツかったな。
ははは。
ドラッグストアで、1人で笑いそうになる。
今度はこれをポーチに入れておけ。
俺用だ。


他の奴になんて、もう抱かせたりしたくない。

あんなヒカリを、もう誰にも見せたくない。

誰かと共有するなんて、絶対に無理だ。

でも、それを止める術を俺は知らない。



身体でしか、ヒカリを繋ぎ止められないならそれでもいいと思った。

この腕の中にいる時だけは、俺のヒカリだ。

と、言い聞かせて、またヒカリを抱きに向かう。
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