一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
ソファーに塁が座って、膝枕をしてくれて横になる。

塁は、私の髪にサラサラと指を通しながら、洋画を見てる。

「あ!!」

「どした!?」

急に大きい声を出した私に塁はすぐに反応した。

「ケーキあるの忘れてた!食べよ!」

「お、おう。食うか」

小さな箱に2つ。
フォンダンショコラが並ぶ。
クリスマスのタグを付けてかわいくした。

「もしかして、フォンダンショコラか?」

「うん!塁好きでしょ?」

「ああ。よく覚えてたな」

「忘れないよ!小学生の時に、お母さんと作って、塁にあげたらすごく喜んでくれたもん」

「そうだったかもな」
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