一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
そして、その日のうちに、それぞれの親にまず、ハンズフリーにして電話で報告する事にした。
挨拶の日程も決めたかったし。
まずは、俺んち。
驚くよな?
「ああ。俺。結婚する」
「ヒカリと?」
「は?ああ。そうだけど」
俺はまだ、相手がヒカリだと言ってないのに。
ヒカリと顔を合わせる。
「あんた、ヒカリ以外無理でしょ?」
何故かバレていた。
「まぁ、そういう事だから。挨拶とか」
「おめでとう。良かったわね!親同士の顔合わせは、こっちで勝手にしとくから!」
「へ?」
「ヒカリに代わって!どうせいるんでしょ?」
ヒカリが話し出す。
「あ、さえちゃん?」
「もしもし?ヒカリ?塁の事よろしくね!」
ヒカリは俺の母親から、昔から名前で呼ぶように言われている。
母親も、ヒカリの事は娘同様に扱っていて、呼び捨てだ。
「あ、うん!よろしくね!私、塁のお嫁さんになってもいい?」
「いいに決まってるでしょ!?塁はヒカリ以外無理よ。婚姻届のサインは、麗あたりにでも書いてもらってぱっぱと提出しちゃいなさいね!
いちいちこっちまで来るの面倒でしょ」
おいおい。
「ヒカリ。ありがとうね。塁のお嫁さんになってくれて!キャー嬉しい!そのうち暇になったら顔見せに来なさいね!」
「うん!」
「じゃあね!おめでとう!!塁によろしく!」
そう言って、ブツっと切られた。
どゆことなん。