一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
ヒカリ、覚えてっかな。

俺が高校ん時とか、土日の昼なんかは作ってやってた。
一緒には食べなかったけどな。
俺はヒカリに会わないように、すぐに出かけたりしてたから。

懐かしいな。

「塁ー!作ってくれたのー?嬉しい!!ありがとう!」

どうやらやっと麗と話し終わったらしい。

「ああ。ちょうど出来たぞ。食おう」

「懐かしい!!塁のご飯!!」

「ははは。覚えてたか?」

「当たり前じゃん!休みの日とか、塁はいなかったけど、ご飯はいつもちゃんと用意してあったもん。結ちゃんが、あっため直してくれて美味しいって3人で食べてたよ!」

「そうか。これからは一緒に食えるな」

「塁、、、。辛かった?今まで。たくさん、我慢したんでしょ?」

ヒカリが後ろからぎゅーっと抱きついてきた。

「ヒカリ。大丈夫だ。今こうして一緒にいられるんだから」
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