一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
そして、南さんの軽快な演奏に合わせて扉が開いた。
この日の為に、真っ白のハマーを用意して、2人はニコニコとして現れた。
うちにあるのは、黄色だったから。
傷だらけだし。ははは。
周りから大きな拍手が浴びせられる。
「いとー!いおりー!」
「新しい車だー!」
「しろになってるー!」
なんて、それぞれの子ども達が、声をあげる。
俺が、絃に頷くと、絃がハマーをゆっくり発進させた。
ははは。
維織も大丈夫そうだ。
頑張って、練習したもんな。
そして、無事に俺たちの前まで来ると、車から2人は降りた。
俺とヒカリはしゃがむ。
「はい!どーじょ!」
維織が俺に指輪をくれる。
「ありがとな。維織。よくやった」
頭を撫でる。
「はい!ママ!ママ綺麗!」
絃もそう言ってヒカリに渡す。
「ふふふ!絃。ありがとう!頑張ったね」
ヒカリも絃を撫でた。
すると、我慢出来なかったそれぞれの子ども達がわーッと集まってきた。
「ちょ!おい!」
純平達も慌てている。
俺は、首を振った。
"大丈夫だ"
と。