一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
一歩一歩、ヒカリが父親と歩いてくる。

そして、俺の前まで来ると、少し照れくさそうに俺を見上げた。

「塁君」

ヒカリの父親が、ヒカリの手を取り、俺に差し出す。

俺はコクっと頷き、手を取ってヒカリを見つめた。

ドクンドクンと心臓がなる。
目の前の綺麗なヒカリに胸が熱くなる。

「ヒカリ。綺麗だ。おいで」

ヒカリはクスッと笑うと俺の隣へやってくる。
そして、2人で前を向いた。

神父が、話し出す。

そして、いよいよ指輪の交換だ。
4年の間一度も外した事のない指輪。

今は、ついている事が当たり前で、すっかり俺の一部になった指輪を預けて、左手が落ち着かない。
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