一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
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パーティーも終盤に差し掛かる。
いよいよ、あの大手ゼネコンの神楽コーポレーションの副社長に挨拶をしに行こうとしたその時、麗は事もあろうか腹痛いとか言って逃げやがった。
ったく、何してんだよ麗は。
挨拶もそこそこに、俺は部屋に戻る。
麗に問い詰めても、ダンマリだ。
こうなると麗は何も話さなくなる。
麗はシャワーを浴びに行く。
はぁ、、、。疲れた。
そして、神楽コーポレーションの2人の名刺をみる。
副社長の神楽 純平(かぐらじゅんぺい)
秘書の冨樫 涼太(とがしりょうた)
歳は俺と同じくらいか、少し上か?
オーラが凄かったな。
あれが、この業界トップレベルの貫禄か。