一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
そして、神楽副社長こと純平は、やっぱり麗と知り合いだった。

話しているうちに、俺と同い年だという事がわかって、何故だか一気に親近感が湧いた。

向こうも、最初は何か探るような感じだったが
俺と麗が実は兄妹で、パーティーでは、嫁のフリをさせていた事を話したら、顔色が変わった。

そして、遠慮なく麗をもらうと堂々と俺に宣言したのだ。


カッコいいと思った。
1人の女性に、そんなに真っ直ぐに気持ちを向けられる事を。

その女性というのが、自分の妹っていうのも、ちょっと気恥ずかしいけど、まぁそこはいい。


俺は、、、


そして、俺も言われた。
麗を解放しろと。


俺も潮時か。

そろそろ、自分の事をしっかり考えないとな。

そう思った。

純平は片思いだと言っていたけど、麗も絶対純平が好きだ。

でもまぁ、これ以上は俺が首を突っ込む事でもないしな。
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